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6月 2016

デルタ航空ピンク
航空保安大学校

航空管制官採用試験対策

前回のあらすじ 夢も希望も朽ち果てたイチ大学4年生だった彼は、将来の行く末を考えるだけで一日中ファミレスに居られる程悩んでいた。ドリンクバーはいつも決まってメロンソーダ。本物のメロンは苦手だがメロンソーダにコーヒーで使うミルクを入れて、メロンソーダフロート気分を味わうことが何よりもリラックスできる時間だった。 そして、男はついに偽メロンソーダフロートを一気に飲み干し、ファミレスに別れを告げる。 航 […]…

航空管制官

飛行機は空港の一体どこを走っているのか

全く航空の世界に興味もなかった頃、始めて海外旅行で飛行機に乗ったのですが、離陸に向けた走行中に一体この空港のどこにそんな走る道があるのか、と窓から外を眺めては道路の光を目で追ったりしていました。 さぞ、若かったんでしょうね。 移動で暇ありゃ寝ることしか考えない大人になってしまい、CAさんが機内食を諦めるほど爆睡してしまいます。 本題に入る前に豆知識を一つご紹介。下の写真を見てください。   […]…

ATC無線通信英語
航空無線

ATCエアライン無線英語学院

ATCエアライン無線英語学院へようこそ。ここは巷のネイティブ英会話学校とは方向性がそもそも違います。大好きな航空無線通信の勉強を通して英語を学び、数ヶ月もすればパイロットと航空管制官の通信を聞いて理解できるようになるかもしれない可能性を少し秘めた画期的な学校です。ここに来られる生徒は皆、航空業界に足を踏み入れ始めた人ばかりですが、航空無線用語の基礎から空港が大混雑時の安全で適切な航空管制指示まで一 […]…

航空管制官

皆さま滑走路は適正に使われております

再び滑走路の話に戻ります。 早速いつものスライドアニメーションが出てきます。ここでは、自分の指示で到着機を着陸させてそのあとにラインナップした出発機を離陸させているつもりで見てください。 到着機の間に出発機が出る何てことない状況です。これがいつも続くならとても快適な仕事なのですが現実は違います。到着機の滑走路からの離脱があとちょっと遅くなるだけで出発機の離陸滑走開始が遅れますし、最後の到着機がちょ […]…

航空保安大学校

航空管制官採用試験への道のり

このカテゴリーでは客観的事実はさて置き自分自身の経験から勝手に書いています。ですので航空管制官や国家公務員全体がそう考えているわけではなく、あくまですでに辞めた元職員による個人的な表現と捉えてください。 就職活動に悩んでいた当時を振り返って、航空管制官採用試験の勉強や実際に就職してみて感じたことなど、事実に基づいたちょっとフィクションくらいで書きますので眺める程度に読んで頂けたら幸いです。 &nb […]…

滑走路と管制官
航空管制官

管制塔と滑走路は大忙し!

今回は管制塔から滑走路を眺めた場合のイメージを使い、安全で効率が良い運航とはどんなものか説明したいと思います。滑走路というのは空港広しと言えども数ある道路(?)の中でも唯一、航空機の離着陸に利用できる道路のことです。滑走路を”道路”と表現されるのに違和感ある人、ちょっと飛行機マニアの危険度高いですよ! 出発機と到着機の両方が同じ滑走路を使う場合、通常は離着陸に使用する方向を […]…

管制塔説明写真
航空管制官

航空管制の仕組み

旅客機は出発から到着まで全ての動きに対して航空管制官の指示なしには動いてはいけない、ということは昨日お伝えした通りです。もしまだ指示はされてないけど動きたい、って思えばパイロットは管制官に指示くれ!指示くれ!てアピールしなければならないのです。航空管制官は複数のパイロットと同じ周波数で喋っていますからパイロットは他と競合してでも管制官に指示くれ!って言わないと、緊急時やそれに相当する事態を除き勝手 […]…

航空管制官

航空管制の仕事とは

航空管制官を理解するにはまず飛行機がどうやって動いてるかを説明しなければなりません。どうやって、というのはパイロットがー!とかジェットエンジンがー!とかの話ではありません。 航空機はどのようなルールに従って空を飛んでいるのか、という話についてです。 ルール?パイロットが自分でお客様第一主義で安全に飛ぶだけでしょ!という声が聞こえてきそうですが続きを書きます。   例として、近頃成田空港に […]…