管制室の雰囲気を味わえる素晴らしい動画を見つけました。イギリスの航空管制を提供するNATSのYoutube公式チャンネルに、世界で有数の繁忙空港であるロンドンヒースロー空港の管制室を撮影した360度動画を紹介します。管制官の目線の先を見れば、どの航空機にどんな指示を出しているのか、臨場感を味わいながら見ることができます。 何を喋っているのか聞きながら書き起こしてみましたので、動画を見るときの参考に […]…
航空無線
画期的な航空管制ゲームのTower!3Dを紹介します。日本には、ぼくは航空管制官というロングシリーズのヒットゲームがありますが、Tower!3Dはアメリカのソフトウェア会社feelThereが作った航空管制シミュレーションゲームで、航空管制官になりきってプレーしたい人には買わずにはいられない作品です。グラフィックは管制官が実際に使用しているシミュレーターよりも綺麗です。滑走路が複雑に配置された世界 […]…
2016/01/27 KLM航空がフラップトラブルでゴーアラウンド KLM航空1576便(ボーイング737)は、ギリシャのアテネ国際空港(LGAV)からアムステルダム空港(EHAM)行きの国際旅客便で、アムステルダム空港の滑走路へ向けて進入中、フラップトラブルにより(パイロット自らの判断で)ゴーアラウンドすることを通報する。 トラブルシュートの後、滑走路、進入方式を決定するまで空中を何となく旋回中 […]…
人のふり見て我がふり直せ、を航空バージョンに置き換えて人の無線で美味しく学ぶ企画の第二弾です。英語字幕とアニメーション映像が付いていてとても分かりやすい動画に一言解説を付けています。航空管制官もパイロットも平常時は皆冷静ですが、危ない目にあえば感情的にもなります。 VFRは管制間隔の設定対象ではない 2016/7/3 2機のVFR(有視界飛行方式)が交差時に接近するのだが、この空域で […]…
航空管制官とパイロットの交信はいくらでもインターネット上で探して聞くことは出来ますが、航空英語を知らずに聞いても内容、状況はさっぱり掴めません。今回ご用意したYoutube動画は、無線交信の英語字幕だけでなく、空港のレイアウトマップや航空機の動きがCGで再現されていますので、初めて航空管制官の用語を聞く人も、行き詰まって落ち込み気味な訓練生や航空保安大学校の学生さんも、この航空無線を実例から学ぶ集 […]…
Live ATCという世界の航空無線が聞けるウェブサイトの無線交信を録音した、聞いて為になる動画が見つかりました。日常のコミュニケーションにも役立ちそうな、航空無線で誤解が生じたときの音声と英語字幕付きです。 感情を抑えながら冷静に話す管制官とパイロットの声を聞いて、運航中に味わうストレスの一部を感じてください。自分で見つけておいて言うのも何ですが、聞きながら少しパイロットにイラつきました。 イギ […]…
基本的な英単語の中には一部、その意味や例文を一つ二つ見ただけでは分からない、英語ならではのニュアンスや使うシチュエーションがあります。航空管制用語には決められた定型文がありますが、それだけでパイロットとの意思疎通は出来ません。 また、聞き取りづらくて勘違いを産みそうな英語表現は航空無線で好ましくないということで、あらかじめ世界共通で下記の表にある単語と意味が正式な文書で定められています。 使いどこ […]…
前回は航空会社の3レターコードとコールサインを紹介しましたが、今回はそれの空港バージョンです。3レター、4レターは国際民間航空機関ICAO(イカオ、アイカオ; International Civil Aviation Organization)という国際連合の専門機関に定められており、旅行業系の国際非営利団体IATAが定める2レター、3レターと合わせて、航空業界で働くなら一度は覚えなければならない […]…
航空無線でパイロットに指示する場合、まずその航空機に割り当てられた呼び名を前置します。管制官が無線送信した音声はその周波数帯にいるパイロット全員に聞こえますが、指示の対象を特定するため、最初にコールサイン(呼出符号)とフライトナンバー(飛行機のチケットに書かれている便名の番号と同じ)を合わせて言うことで、〇〇航空××便のパイロットへの指示である、との区別を付けています。 日本航空1便なら、旅客用チ […]…
航空無線で使用が義務付けられているアルファベット通話表は国際民間航空条約(シカゴ条約)に基づくものですが、そもそもは無線電話で通話する際にアルファベットの綴りを発音によらずとも誤解なく確実に伝えること、を目的としてアルファベット通話表は考案され、各業界で使用しやすい単語に派生しながらスタンダード化されて今の形となりました。 通話する管制官を識別するお好みイニシャル 航空保安大学校に […]…
大学生時代に塾の講師をやっていた頃のことを思い出しています。大学生がするアルバイトの中では給料が高い仕事の代表格ですが、その儲けの真髄は夏期講習と冬期講習にあります。20日くらい働けば社会人並みの給料が貰える美味しい職業なのですが、大学生アルバイトが講師という大役を担うには荷が重すぎて、気がつけば大学はそっちのけで塾の講師にハマりそのまま社員として採用されるケースも少なくありません。 授業というの […]…
航空無線解説は3日目を迎えました。 「今日のシーンが一番盛り上がります。」 着陸やり直しの状況でこんな発言をすると航空業界から不信を買いそうですが、遠く離れたニューヨークの国際空港で起きたニュースにもならないような話ですので、今回のゴーアラウンドの件は野次馬の一人に成り代わって赤裸々に説明します。 ニューヨークJFケネディー空港近くの公園で、航空管制官とパイロットの無線を聞きながらお気に入りの一眼 […]…
昨日の航空無線解説の続きです。 今日のリスニングは解説なしで聞いても理解できるパートですので、わざわざ聞きなおす必要もないくらいです。今、電車の中やカフェで暇つぶしがてら読んでいる方は、くれぐれも航空管制官とパイロットの音声のお取り扱いにはご注意ください。僕はエアバンドと呼ばれる携帯電話3台分くらいの厚みがある航空無線を傍受する受信機を持って公園を散策していたこともありますが、エアバンドから音声が […]…
航空管制官の指示の内容をこのリスニング教材を使って、しばらくの間解説して行きたいと思います。 航空管制官を知るならまず通信を聞いてみるのが手っ取り早いです。こちらの音声はLiveATCという世界の空港の管制官とパイロットの無線通信が聞けるサイトの中から奇跡的に発見した、とても聞きやすくスタンダードな英語でやりとりをするニューヨーク国際空港(=ケネディタワー)の航空管制官とデルタ航空165便(= デ […]…