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住田航空奨励賞とは航空業界の文学賞
住田航空奨励賞とは、公益財団法人交通研究協会の審査員が航空関連の出版作品を審査し、毎年受賞者に賞状と賞金を贈呈している言わば航空業界の文学賞です。住田正二さんという運輸省、ANA、JRで重役を務めた経歴を持ち交通研究会の理事長でもあった方が発起人です。ネットで探しても受賞作品が一覧になっているものがなかったので改めて整理して作ってみました。
住田航空奨励賞の受賞作品一覧はこちら!
年 | 回 | 受賞作品 | 著者 |
2008年 | 第1回 | 公共政策の変容と政策科学 | 秋吉貴雄 |
2009年 | 第2回 | 新規航空会社 事業成立の研究 | 塩谷さやか |
2010年 | 第3回 | 航空グローバル化と空港ビジネス | 野村宗訓 切通堅太郎 |
2011年 | 第4回 | リージョナル・ジェットが日本の航空を変える | 橋本安男 屋井鉄雄 |
2012年 | 第5回 | LCCが拓く航空市場 -格安航空会社の成長戦略- | 杉山純子 |
2013年 | 第6回 | 航空機産業のすべて | 中村洋明 |
2014年 | 第7回 | 落ちない飛行機への挑戦―航空機事故ゼロの未来へ | 鈴木真二 |
2015年 | 第8回 | 空港経営と地域 -航空・空港政策のフロンティア- | 加藤一誠 山内芳樹 引頭雄一 |
2016年 | 第9回 | 空港は誰が動かしているのか | 轟木一博 |
2017年 | 第10回 | 大空に賭けた男たち ホンダジェット誕生物語 | 杉本貴司 |
2018年 | 第11回 | グローバル経済における空港のファイナンスと投資 | アン・グラハム ピーター・モレル 木谷 直俊 (翻訳) 塩見 英治 (翻訳) |
ちなみに第9回の空港は誰が動かしているのかの著書である轟木さんは、国土交通省の元キャリアさんで何度かお話をしたことがあります。まるで現場で航空管制官を経験したことがあるかのように完璧に知識があって、それをたった数ヶ月の勉強だけで身につけたと聞き、必死こいて何年も勉強と実践を繰り返してようやく身についた自分とは比べ物にならないほど頭の良い方です。本も買いましたが、内容もさることながら論理構成が上手だからでしょうか、一読するだけでスッと頭に入ってくる辺り、さすがだなと思わされました。
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