ふと気がつけば、このある航空管制官のブログを始めてから早3年が経ちました。当時、インターネットで調べてもあまり航空管制に関する情報が得られなかったため、自分で情報発信しようとブログを立ち上げたのですが、今では認知度もずいぶんと高まったように思います。
このブログをきっかけに著書を出版させて頂くことにもなりましたし、著書を出版したおかげで各方面から一緒に何かやりませんか、と声が掛かるようにもなりました。まだ公表できる段階ではありませんが着々とオフラインで積み上げている企画がありますので、今後ももと管制官の悪あがきにお付き合いください。
すでにご存知の方も多いとは思いますが、最近もっとも力を入れているのはYoutubeで航空管制ゲームの実況プレイ動画をアップすることです。題材は、Tower!3D Proというアメリカのゲームとこの業界では有名なぼくは航空管制官です。現役を離れて久しいですが、体に染み付いた管制官魂は今も残っています。ブログや本では説明しにくいことも、管制シミュレーションゲームで視聴者の方々も管制官の気持ちに立つことによって、嫌でも航空管制の世界にどっぷり浸かることができます。
今回は、これまでアップしたYoutube動画の中から選りすぐりのベスト動画集をまとめましたので、まだ見たことないという方はこれをきっかけにタワーマンTVをご視聴いただきますようお願いします。
この動画はもっとも人気があり再生回数は他の動画と桁違いです。後半14:00以降に到着機がゴーアラウンドするのですが、その理由は何なのかを知ることで飛行機の運航の難しさを知ることができるでしょう。
管制間隔欠如という管制官にとっての大失敗を目の当たりにすることができる回です。ニアミスと混同されがちですが、管制官が維持しなければならない航空機間の最小の間隔というものがどういうものか、身をもって理解してください。
管制間隔欠如は飛行中の失敗ですが、この動画では地上を走行してるときにも危険が潜んでいることがわかります。このブログでも何回か紹介しているヘッドオンというやつですが、よく周りを見て交通の流れを把握していないと気づかぬうちに落とし穴にハマってしまうのです。
個人的には、これがベストオブベスト。2度とこんなシーンは撮れないというくらい絶妙なタイミングで飛行機が目の前を飛んでいきます。管制官がどうして世界で最もストレスが高い仕事と言われるのかは、この動画を見れば嫌でも理解できるでしょう。いきなりクライマックスを見たいという時間がない忙しい方は、15:30くらいから見るといいでしょう。
ここからはゲームが変わってぼくは航空管制官4羽田2のゲーム動画になります。ぼく管は20年以上も続く大人気シリーズで、作り込みも半端ないです。飛行機や空港のグラフィックを見てるだけで色々と語りたくなってしまい、ゲームの内容よりも飛行機談義で熱くなってしまいました。
ぼく管のゲーム性がよく分かる回になりました。丁寧に安全と効率を両立しないとゲームクリアにならず、次のステージに進めません。今回は、あと2秒間、何も起きなければクリアだったのに、最後に恐ろしいオチが待っていました。
最後は、ゲームを通して飛行機の運航実態をコンパクトに説明することができた動画です。このブログがもっとも伝えたかったことは、旅客として飛行機に乗る方々に管制官やパイロットがどんなことを交信しているのか、またどんなことを考えてどんな作業をしているのかということでした。そういった意味でまさにこの動画だけ見れば大体のことは理解できてしまうという、とてもお得な動画となっています。
いかがだったでしょうか。もしよければチャンネル登録やタワーマンTVの感想などのコメントを書き込んでくれると嬉しいです。それでは、GOOD DAY!!
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