管制室の雰囲気を味わえる素晴らしい動画を見つけました。イギリスの航空管制を提供するNATSのYoutube公式チャンネルに、世界で有数の繁忙空港であるロンドンヒースロー空港の管制室を撮影した360度動画を紹介します。管制官の目線の先を見れば、どの航空機にどんな指示を出しているのか、臨場感を味わいながら見ることができます。
何を喋っているのか聞きながら書き起こしてみましたので、動画を見るときの参考にしてください。なお、ロンドンヒースロー空港の地上面レイアウトは、NATSの公式サイトから入手できるのでリンクを貼っておきます。このマップを見れば、管制塔内からどこが見えているのか、また、滑走路、誘導路の名称などが理解できます。
管制官の交信内容
Speed-bird 530 surface wind 240 degrees at 14 knots cleared for take off runway 27R.
ブリティッシュ航空530、滑走路上の風向は240度から14ノット、滑走路27Rからの離陸を許可します。
Speed-bird 662 (taxi via) link23, link21, hold A1(Alpha one).
ブリティッシュ航空662、リンク23、リンク21経由でA1手前待機。
Shamrock 159 get rid of the British Airways 767(B767) and then link23, hold A1.
エアリンガス航空159、ブリティッシュ航空のB767がいなくなったあと、リンク23経由でA1手前待機。
Shuttle 18C(Charlie) good day hold at A3.
ブリティッシュ航空18C、こんにちは、A3手前待機。
The-Ryanair 711 runway 27R cleared to land surface wind 240 degrees at 14 knots.
ライアンエアー711滑走路27Rへの着陸を許可、滑走路上の風向は240度から14ノット。
Speed-bird 530 contact London control 1120.525 good-bye.
ブリティッシュ航空530、ロンドンコントロールと周波数1120.525でコンタクト、グッバイ。
パソコンの方はGoogle Chromeでご覧ください。スマートフォンの方はYoutubeアプリにしか対応していないので、動画上部にある英語のタイトル部分をタップして、アプリで動画を開いてください。
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