2016/01/27 KLM航空がフラップトラブルでゴーアラウンド KLM航空1576便(ボーイング737)は、ギリシャのアテネ国際空港(LGAV)からアムステルダム空港(EHAM)行きの国際旅客便で、アムステルダム空港の滑走路へ向けて進入中、フラップトラブルにより(パイロット自らの判断で)ゴーアラウンドすることを通報する。 トラブルシュートの後、滑走路、進入方式を決定するまで空中を何となく旋回中 […]…
無線音声
人のふり見て我がふり直せ、を航空バージョンに置き換えて人の無線で美味しく学ぶ企画の第二弾です。英語字幕とアニメーション映像が付いていてとても分かりやすい動画に一言解説を付けています。航空管制官もパイロットも平常時は皆冷静ですが、危ない目にあえば感情的にもなります。 VFRは管制間隔の設定対象ではない 2016/7/3 2機のVFR(有視界飛行方式)が交差時に接近するのだが、この空域で […]…
航空管制官とパイロットの交信はいくらでもインターネット上で探して聞くことは出来ますが、航空英語を知らずに聞いても内容、状況はさっぱり掴めません。今回ご用意したYoutube動画は、無線交信の英語字幕だけでなく、空港のレイアウトマップや航空機の動きがCGで再現されていますので、初めて航空管制官の用語を聞く人も、行き詰まって落ち込み気味な訓練生や航空保安大学校の学生さんも、この航空無線を実例から学ぶ集 […]…
Live ATCという世界の航空無線が聞けるウェブサイトの無線交信を録音した、聞いて為になる動画が見つかりました。日常のコミュニケーションにも役立ちそうな、航空無線で誤解が生じたときの音声と英語字幕付きです。 感情を抑えながら冷静に話す管制官とパイロットの声を聞いて、運航中に味わうストレスの一部を感じてください。自分で見つけておいて言うのも何ですが、聞きながら少しパイロットにイラつきました。 イギ […]…
ディッチングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。Ditchは道路脇に掘られた溝のことを言いますが、そこから派生してDitchingは予想外の出来事にハマってしまうことを指し、航空業界では着陸する場所がない場合の最後の手段として海に着水することを意味します。小型機ならまだしも旅客機は海を想定するのが通常です。 ハドソン川の奇跡は犠牲ゼロの結果 映画のハドソン川の奇跡はまだ見ていませんが、当時この […]…
基本的な英単語の中には一部、その意味や例文を一つ二つ見ただけでは分からない、英語ならではのニュアンスや使うシチュエーションがあります。航空管制用語には決められた定型文がありますが、それだけでパイロットとの意思疎通は出来ません。 また、聞き取りづらくて勘違いを産みそうな英語表現は航空無線で好ましくないということで、あらかじめ世界共通で下記の表にある単語と意味が正式な文書で定められています。 使いどこ […]…
ホームページを一部リニューアルしました。パソコンの方はページ上部に、スマートフォンの方は左上部メニューアイコンの中に”みんなの掲示板”というリンクを設置しましたので、ぜひ一度ご覧下さい。 管制卓は航空管制官が働くデスク 周波数を通して対空通信をするのが航空管制官です。一般のオフィスにあるそれとは違い管制卓と呼ばれる管制官のデスクには、様々な機器とスイッチ類がた […]…
大学生時代に塾の講師をやっていた頃のことを思い出しています。大学生がするアルバイトの中では給料が高い仕事の代表格ですが、その儲けの真髄は夏期講習と冬期講習にあります。20日くらい働けば社会人並みの給料が貰える美味しい職業なのですが、大学生アルバイトが講師という大役を担うには荷が重すぎて、気がつけば大学はそっちのけで塾の講師にハマりそのまま社員として採用されるケースも少なくありません。 授業というの […]…
航空無線解説は3日目を迎えました。 「今日のシーンが一番盛り上がります。」 着陸やり直しの状況でこんな発言をすると航空業界から不信を買いそうですが、遠く離れたニューヨークの国際空港で起きたニュースにもならないような話ですので、今回のゴーアラウンドの件は野次馬の一人に成り代わって赤裸々に説明します。 ニューヨークJFケネディー空港近くの公園で、航空管制官とパイロットの無線を聞きながらお気に入りの一眼 […]…
昨日の航空無線解説の続きです。 今日のリスニングは解説なしで聞いても理解できるパートですので、わざわざ聞きなおす必要もないくらいです。今、電車の中やカフェで暇つぶしがてら読んでいる方は、くれぐれも航空管制官とパイロットの音声のお取り扱いにはご注意ください。僕はエアバンドと呼ばれる携帯電話3台分くらいの厚みがある航空無線を傍受する受信機を持って公園を散策していたこともありますが、エアバンドから音声が […]…
航空管制官の指示の内容をこのリスニング教材を使って、しばらくの間解説して行きたいと思います。 航空管制官を知るならまず通信を聞いてみるのが手っ取り早いです。こちらの音声はLiveATCという世界の空港の管制官とパイロットの無線通信が聞けるサイトの中から奇跡的に発見した、とても聞きやすくスタンダードな英語でやりとりをするニューヨーク国際空港(=ケネディタワー)の航空管制官とデルタ航空165便(= デ […]…