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かみこさん、こんにちは。
私は本科出身の元管制官です。退職した身ではありますが、情報科を志望していらっしゃるという書き込みを見て、本科の人気が健在で安心した次第です。

同期の運航情報官の仕事についておおざっぱに書きます。

①管制塔に管制官がいる空港の場合
空港内の管理をします。空港内を走る、「CAB」または「航空局」と書かれた黄色い車をご覧になったことはありますか?その車に乗って、滑走路の点検をします。他には、駐機場の管理や、様々な申請書類の許認可を行っています。保安大出身の3職種の中で、運航者との関わりが一番大きい職種です。

②管制塔に情報官がいる空港の場合
離着陸する航空機に、着陸に必要な情報を発出します。管制官は交通量の多い空港で「指示」を出すのですが、情報官は交通量が少ない空港なので、強制力のある「指示」ではなく、「情報」です。

③洋上
日本から離れた海の上を飛ぶ飛行機から定期的に情報を受け取ります。無線のレンジの都合上、管制官から出される指示を中継することがあります。

④成田のRCC
救難業務です。飛行終了時間を過ぎても到着していない、通過していない航空機がある場合、いろんな場所に連絡して現在地を確認します。

管制官と比べて情報官の仕事で魅力的なところは、

①転勤先が本当に全国にある(離島もある)
情報官の皆さんは、転勤ごとに当地の魅力を満喫して生活しています。海や山の遊び、あれこれ楽しんでみたい!という好奇心旺盛な人、あちこち出かけるバイタリティのある人が多い印象です。離島もあったりするので、友達が遊びに来る機会も多いと思います。

②空港の仕事を全体的に見られる
運航者や空港ターミナルの職員さんとの関わりが大きいので、管制官よりも空港のことを知っています。空港という「空間」が好きな人は、情報官をオススメします。

個人的な印象として、「情報官と管制官、どちらかになりたいってどういうことかな?」と疑問に思います。
飛行機が好き・空港が好きなら、情報官が一番関わりの大きい職種です。自分の指示で飛行機が動くことに楽しみを感じるのであれば、管制官向きです。また、無線や機械が好きであれば、電子科の管制技術官向きです。
どの職種も高度に専門化されているので、自分の選択を後悔しないように、その仕事に就きたいと思う動機を分析してください。オープンキャンパスに行ったり、空の日イベントで実際の業務を見学することをオススメします。
ダメ元で高校を通じて「情報官の仕事に就きたいので、お話を聞かせていただけませんか」と連絡してみるのもアリかと思います。官署によっては(ボス次第というべきでしょうか……)welcomeの可能性があります。

また、進路についてですが、航空管制官は理系の学部が向いている、ということはありません。好きな学科を勉強してください。文系出身の人、短大出身の人、いろいろな背景の方がいらっしゃいます。ほとんどの方が公務員試験対策をしていたようなので、理系だと試験対策の勉強と課題の両立が大変かと思います。
入学後、航空無線通信士の試験のために物理みたいな勉強をすることもありますが、公式を覚えれば余裕です。

最後に。
私が関わった情報官の皆さんは、他職種の後輩も大事にしてくださいました。特別面倒見の良い先輩もいらっしゃって、相談に乗ってもらったり、いろんなことを教えていただきました。
どの道に進んでも、いろんな職種の人と関わってください。

かみこさんが、一番納得のいく進路に進めることをお祈りしています。