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Tower!3D Proは本格派の航空管制ゲーム

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Tower!3D Proのプレイ方法や用語を完全解説します。

Tower!3D Proは管制塔に勤務する管制官として、飛行機の離陸や着陸のための滑走路の出入りや誘導路とターミナル間の地上交通を管理するシミュレーションゲームです。 あなたは、管制塔の管制官になり飛行機の滑走路の出入りを安全に保ち、地上走行する際の誘導路を指定し、飛行機の移動及び停止のタイミングを判断します。Tower!3D Pro は、飛行機の情報を表示するフライトストリップ、地上と上空を表示するレーダースクリーンの機能を持ちます。もちろん、まるで管制塔から外を見下ろしているかのようなフル3Dビューも提供します。Tower!3D Proは普通のゲームとは異なります。複雑なコマンド構造を理解するため、ある程度の予備知識を付ける必要があります。高度なAIと音声認識技術により、あなたの発する声がそのまま飛行機への指示としてコンピュータにより処理されるのです。Tower!3D Proは、本当の航空管制官になったかのような緊張感やスリルを経験することを実現しました。

https://www.atcsuite.com/tower-promanual

上記のリンク先に全編英語の操作説明書(Tower!3D Pro マニュアル)がありますが、ゲームに限らず航空管制の知識として十分に役立つものなので情報を追加・修正しつつ日本語に直しました。

航空管制理論

管制塔の管制官としての仕事は管制空域内のすべての飛行機を安全に管理することです。すなわち、飛行機と飛行機の間に適切な距離(管制間隔)を確保するため、さまざまなコマンド操作が求められます。
Tower!3D Pro は、米国 連邦航空局(FAA)および欧州(EUROCONTROL)の交通規則に着実に踏襲してプログラムされています。コマンド構造のシミュレーションは実際に行われている管制業務の手順と同様に、グローバルなものとして設計されています。

Tower!3D Proはすべての飛行機が計器飛行方式(IFR)で飛行し、すべての空港が地上レーダーを備えている前提としています。飛行機は双方向無線通信用の無線機を搭載しており、地上にいる時及び飛行中に、管制機関に対して高度、対気速度、正確な位置を伝えるための機器を持ちます。一人用では、管制塔の管制官(タワー)と地上管制官(グランドコントロール)の2つのポジションを同時に行います。2人用では、タワーとグランドの管制官を分けてプレイすることが可能です。 

タワーが実施する業務における主な責任は、着陸機と出発機との間に適切な滑走路間隔を確保することです。その他、IFRに係る許可、滑走路周辺の地上走行(タキシング、タクシー)の指示の提供、空港周辺の空域を飛行する航空機の誘導が含まれます。

グランドは、誘導路やエプロンを走行する航空機の安全について責任を負っています。グランドは常に正しい地上走行ルートを想定し、航空機からの呼び込みに対し指示を出す前にそのルートを明確に決定しておかなければなりません。このため、管制塔からの目視、パイロットからの通報、地上レーダー等の情報を全て使うことで状況を把握しなければなりません。指示する際には、航空機の識別、タキシングする経路、必要であれば地上交通に関する様々な制限事項を付加します。

管制官の役割はただ指示をすることにあらず、適切に飛行機の間隔を設定し合理的で安全な交通の流れを提供することです。これは、到着機のレーダー誘導、降下、速度調整を適切に設定し、出発機の順番付けを行いながら滑走路手前に並ばせることによって実現できます。 尚、飛行機に設定する管制間隔は、飛行機の飛行フェーズ(離陸、上昇、巡航、降下、着陸等)と重量で区分されるサイズにより一定の距離が定義されています。

Numbers used in callsigns, taxiways and runways are identified using these ICAO phonic pronunciation codes

<アルファベットと読み方>

  • A – Alfa
  • B – Bravo
  • C – Charlie
  • D – Delta
  • E – Echo
  • F – Foxtrot
  • G – Golf
  • H – Hotel
  • I – India
  • J – Juliett
  • K – Kilo
  • L – Lima
  • M – Mike
  • N – November
  • O – Oscar
  • P – Papa
  • Q – Quebec
  • R – Romeo
  • S – Sierra
  • T – Tango
  • U – Uniform
  • V – Victor
  • W – Whiskey
  • X – X-ray
  • Y – Yankee
  • Z – Zulu

​<数字と読み方>

  • 0 – Zero
  • 1 – One
  • 2 – Two
  • 3 – Three
  • 4 – Four
  • 5 – Five
  • 6 – Six
  • 7 – Seven
  • 8 – Eight
  • 9 – Niner

<Tower!3Dに出てくる航空機とコールサイン>

(航空会社3レター、読み方)

  • TAB、LESLIE
  • FRT、FIELD AIR
  • TGB、GLOBE
  • VAL、VALUE
  • BLA、LAKES
  • CBA、CHESHIRE
  • BTV、WHITE SAND
  • DEN、DENALI
  • RAA、RAINIER
  • ANG、GOLDSUN
  • LAW、LATITUDE
  • UAX、OZZY
  • EMF、PACKAGE
  • PAV、PATIENCE
  • MAX、MAGIC

航空管制コマンドの基本

それでは、Tower!3Dの細部を詳しく見ていきましょう。

マウス操作

すべての画面においてマウスのスクロールホイールを動かすとズームできます。 レーダー画面上では、左クリック&ドラッグでレーダー画面位置を移動し、右ドラッグ&ドラッグで飛行機のデータタグ(航空機フライトナンバーや高度、速度の表示)を回転させることができます。 飛行機が混雑し重なりデータタグが見えづらいときに有効です。

出発機の航空管制(コントロール)

飛行機が滑走路の手前に到達したら、機械的に離陸を指示すればいいというだけであれば管制官は必要ありません。管制官の本来の役割は、航空機間の安全間隔を維持し、例えば到着する航空機と出発する航空機の衝突を避けるようタイミングを取る等、合理的で安全な交通流を作り出すことです。考えれば当然分かることかもしれませんが、出発機と到着機をそのように秩序ある流れに乗せるには、レーダー画面において到着機の間隔を適切に設定することと、出発機をその到着機間の間隔に合うよう滑走路まで地上走行をさせる必要があります。

滑走路の間隔にはいくつか原則があります。一つは、着陸した航空機が滑走路から離脱するまで、後続の航空機に離陸を許可することが出来ないということです。到着機がまだ滑走路にいる状態で同じ滑走路から出発を開始すれば衝突する危険が及ぶためです。 空港に2本以上の滑走路があり、その2本が平行滑走路である場合には、次の点にも注意する必要があります。

  • それぞれの滑走路に出発機がいるときに、両機が同時離陸するには2本の滑走路中心線間の距離が2500フィート(約760メートル)以上離れていなければなりません。
  • 2本の滑走路中心線間の距離が2500フィート(約760メートル)未満の平行滑走路においては、各々の出発機間を直線距離で1マイル以上離したうえで、飛行コースが15度以上分岐して飛行する必要があります。

さらに、2本の滑走路が交差している場合、管制官は次に掲げる条件のうち少なくとも1つを満たすまで、パイロットが離陸を開始しないようキープする必要があります。

  • 先行の到着機が着陸した滑走路から離脱する
  • 先行の到着機が十分な減速(ランディングロール)を完了し地上走行に移行する
  • 先行の到着機が出発機が待機している滑走路との交差部を到着機が通過した

なお、これは予測間隔と呼ばれるものですが、当然そうなるであろうと予想できた場合に間隔があると判断し滑走路を使用することも許可されています。管制官であるあなたが合理的に正しい間隔が存在するとの予想を確信しているのであれば、管制官は同一滑走路における各航空機に離陸と着陸の許可の両方を出すことが許されています。(※日本の管制方式基準においては、すでに着陸許可を出している航空機がいる場合、離陸許可をかけてはいけません。しかし逆パターンにおいて、離陸滑走を開始した後に到着機が来るのであれば、予測間隔が存在すると考えた時点で後続の到着機に着陸許可を出すことは許可されます。ただし、出発機が浮遊するまえに着陸を許可する際には、出発機に関する交通情報を到着機への着陸許可発出と合わせて伝えなければなりません。)

管制官にとってもパイロットにとっても、作業負荷を減らす目的としてはできるだけ早く出発許可を出せればよいのですが、出発機が離陸し滑走路から出て安全な間隔が確保されるまで、次の航空機が離陸滑走しないように制御するという責任が課されます。 

なお、次の管制官に引き継がれる(あなたの管制の管轄範囲から去る)ときの移管の指示に対して、Tower!3DのプログラムによるAIは「Good day(さようなら)」と返答することによって命令を承認したという意図を示します。そして、レーダースクリーン上に表示される航空機のデータブロックから当該機の情報が消え、レーダーシンボル(T)のみの表示になればもはや管理下にないということになります。データブロックがレーダースクリーンから消えると同時に、ストリップ画面の出発フライトから当該機のストリップが消去されます。

到着機の航空管制(コントロール)

Tower!3DのAIが指示するTRACON(レーダーコントロール)の管制官は、周辺の空域から到着のために空港までやってくる到着機をファイナルアプローチ(最終進入:滑走路に向けて直線降下する飛行)へと最短で導きます(これらのコマンドはプレイヤーの管制官が見たり聞いたりすることはありません)。パイロットが 「with you」 と言ってプレイヤーに呼びかけてくるまでは、上空の航空機に指示を出すことはできません。ストリップウィンドウに到着機のストリップが表示されたり、レーダー画面に映っていても動かすことは出来ないということです。到着機がプレイヤーに呼び込みがあって初めて、あなたは航空機に着陸許可を与えることができます。 そのほか、使用滑走路の割り当てを変更するか、または衝突やニアミスを回避するための適切な指示をしてください。

到着機の航空管制では、航空機に適切な間隔を保つように指示する責任があります。特に、出発機と到着機が同一滑走路に混在するとき、プレイヤーの役割は着陸することが安全となるよう保証することです。具体的な大原則としては、他の航空機が滑走路上にいるとき、どの航空機も着陸をしてはならないということが挙げられます。出発機の航空管制と同様に、コマンドパネルを用いて指示内容を入力できます。予測間隔が適用できることについても出発機のコントロールと同様です。

航空機は飛行する後方に乱気流を生じさせる性質があります。これを後方乱気流と呼びますが、1000人以上を搭載できる旅客機などの重量が大きいジェット機と、セスナなどの数人しか乗れない小型機では後方乱気流の影響が全くことなります。小型機により引き起こされる後方乱気流についてはそれほど飛行に影響を与えません。その代わり、ジェット機に比べて着陸前の飛行速度がとても遅いので、安全間隔を切らないように注意が必要です。反対に大型機の後方を飛行する小型機は影響が大きいです。

タワーの管制官はそれぞれの航空機が持つ性能の違いに柔軟に対応しなければなりません。大きくて重いジェット機の後方に小型機がいるなら距離を広く取りますし、小型機の後方に大型機がいるなら後方乱気流間隔は気にしないで良いですが、速度差により上空で追いついてしまい、滑走路1本分の間隔を切ってしまう可能性も出てきます。

複雑なルールはありますが、まずはゲームとして捉えて自由に指示を出してみてください。やがて、航空機の取扱いに慣れてくれば、よりコントロールの技術を向上させる目的で実際の世界の航空交通管制について規定、マニュアル等を読むことをお勧めします。これらを自らゲーム中に取り入れていくことで、リアルなシミュレーション体験が深まってくるでしょう。

地上走行をする航空機の管理(グランドコントロール)

地上交通を管理する管制官(グランド)の主な責務の1つは、滑走路に誤って航空機が侵入することを防ぐことにあります。航空機が現在使用している滑走路に進入または横断する必要がある場合、グランドは操縦士に対して進入または横断を許可する必要があります。これは本来タワーが判断し指示するものですが、Tower!3Dにおいてはグランドが行います。

次に重要な責務は、滑走路を離脱してパイロットが誘導路に入ろうとしているとき、既に当該誘導路を走行している別の航空機が滑走路からの離脱を妨害する可能性があれば排除しなければならないということです。もしそのような状況になりそうなときはグランドの責任において、両航空機が交差部で衝突しないよう「HOLD POSITION(現在地待機)」コマンドを使用して地上走行を停止させなければなりません。

画面上のウィンドウで左上にADIRSと書かれた地上レーダー画面に表示されている飛行機のシンボルとデータタグが表示されている飛行機はプレイヤーの交通管理下にあることを意味します。また、ストリップ画面上にもそれらの飛行機を表示するストリップがあります。自分の管理下にない航空機にはコマンド指示をすることはできません。

Tower!3Dにおいては、駐機場の管理を行う必要がありません。「TAXI TO GATE」コマンドを指示するだけで、特定の誘導路を指定する必要はありません。AIは飛行機の現在位置とあらかじめ自動的に割り振られた駐機場の間で最も最短かつ合理的なルートを選定しターミナルまで地上走行をします。 さらにAIは、他の飛行機との衝突を回避するルートを取ることもあります。どうしても航空機間の衝突を避けるために意図的に誘導路を指定したいときには、「TAXI TO TERMINAL」コマンドを送信する前に、右クリック操作で特定の誘導路を割り当てることをお勧めします。タクシーのルートを指定して地上走行を指示した際には、AIは自動的にタクシーを止めて衝突を避けることはしません。AIが自動的に停止する判断を下すのは、前方の航空機が停止してその後続にいるとき、またはヘッドオンと呼ばれる正面衝突の状態に至ったときです。

航空管制シミュレーションにおける6つの原則

  • パイロットから呼び込みがあるまで航空機の移動をコントロールすることはできません。上空から到着のために空港に近づいてくる航空機は「With you」、地上の出発機は「Ready for taxi」と呼び込みがきます。
  • あなたは、管制官として使用する到着/出発の滑走路を決定する責任があります。
  • Tower!3Dでは、地上操作、着陸、離陸をコントロールします。あなたは、空港のSID(出発標準経路)とSTAR(到着標準経路)の手順に従った上空の航空機の誘導に関する責任はありません。タワーは最終進入から航空機をコントロールします。航空機が離陸した後は、タワーはパイロットを空港の空域から離れるように誘導できるように、種追に移します。
  • Tower!3Dは本当の航空管制のルールに基づいて構築しておりますが、全ての空港を網羅したものではありません。シミュレーションゲームとして楽しむため、をコンセプトとしています。そのため世界中の空港のタワーで実際に行われている手順が、Tower!3Dで使用するコマンド、航空管制方式等は全く同じということではありません。また、航空管制官のための実践的なトレーニング手段として使用するものではありません。
  • 練習、練習、練習!が重要です。優秀な航空管制官は一晩で成長するわけでもなく、あなたのスキルはそう簡単に成長することを期待するべきではありません。最初は少ない交通量からゆっくりと始めてください。そして次第に適切な交通の流れについての理解を得て航空管制に自信が出てきたら、もっと挑戦的なシナリオに移ってください。管制で使用される構文は非常に特殊であり、用語と意味が規定により標準化されています。馴れてくると、頭で何を言おうか考えるまでもなくスラスラと指示が出来るようになります。
  • このシミュレーションゲームは航空管制官が感じる緊張感、プレッシャー、責任感を十分にあなたが思い知る機会となります。これまでに楽しんでプレイしてきた様々なゲームとはまるで違う不安、刺激を誘発するかもしれません。その困難を乗り越えた先には、あなた自身の成長が待っていると確信しています。

<当ゲームで使用できるコマンドや交信フレーズの例>

(出発機)

RUNWAY

滑走路は画面上部にあるコマンドパネルから選択します。ここから滑走路を選択するか、地上レーダー画面の滑走路上の任意の場所を右クリックすることにより選択することができます。滑走路を選択したあと、地上レーダー画面上の滑走路に接続する特定の誘導路を右クリックすることにより、その特定の誘導路から離陸するよう滑走路にインターセクションディパーチャー(滑走路の全長を使わず手前の誘導路から滑走路に入り離陸すること)のための誘導路を割り当てることもできます。 

CALLSIGN, RUNWAY XX TAXI VIA A B C(滑走路までの地上走行を誘導路A B Cを経由するように開始させられます。複数の誘導路を割り当てて複雑なルーティングを生成できます。)

CALLSIGN, RUNWAY XX AT TAXIWAY X VIA TAXIWAY X(インターセクションディパーチャーのため、誘導路Xから滑走路に入るよう指示する場合に使います。複数の誘導路を割り当てて複雑なルーティングを生成できます。)

CLEARED FOR

あなたが安全な離陸が可能であると確信しているとき、離陸を許可することができます。 

CALLSIGN, RUNWAY XX CLEARED FOR TAKEOFF(離陸を許可します。)

CALLSIGN, WIND IS XXX AT XX KNOTS RUNWAY XX CLEARED FOR TAKEOFF(風向、風速の情報を与えたうえで離陸を許可します。)

LINE UP AND WAIT

離陸の許可はまだ出せないが、滑走路に入って離陸のための準備をさせることができます。離陸滑走は開始させずに飛行機が滑走路に正対して待機させるための用語です。(例としては、先行の着陸機が滑走路末端を通過したとき、先行の出発機が離陸滑走を開始したとき、に次の出発機を滑走路に進入させる)

CALLSIGN, RUNWAY XX LINE UP AND WAIT(滑走路に入ってならんで待つ。)

CALLSIGN, RUNWAY XX LINE UP AND WAIT BEHIND NEXT LANDING AIRCRAFT(次の到着機の後ろから、滑走路に入ってならんで待つ。)※日本の管制方式基準では、滑走路誤進入を防ぐためにこの用語の使用は禁止されています。

CONTINUE TAXI

飛行機が地上走行することをタキシングといいます。タキシーはその動詞形です。飛行機に停止指示をしたあと、または滑走路を横断する手前で飛行機が止まる場合(飛行機は管制官から離陸許可や滑走路進入許可、滑走路横断許可などの指示がないとき、滑走路に入ることが許されません)は、この用語を使用してタクシーを継続させる必要があります 。

CALLSIGN, CONTINUE TAXI(タキシングを継続)

HOLD POSITION

あなたはすぐに停止するよう飛行機に指示することができます。ジェット機は停止指示を発出してから実際に停止するまでしばらく時間がかかりますのでご注意ください。

CALLSIGN HOLD POSITION(現在地で待機)

FOLLOW COMPANY

カンパニーは同じ航空会社の航空機を意味します。指示する航空機の前方を同じ航空会社の航空機が地上走行しているとき、同じ目的地に向かって同じルートでタクシーさせる(後ろから追わせる)にはこのコマンドを使用します。この用語を使うよくあるケースとしては、旅客ターミナルから滑走路に向かうときに同じ航空会社の航空機が隣接した駐機場からタキシーするときなど。注意点としては、指示対象の航空機の前方に同じ航空会社が2機以上いる場合、当該機に最も近いカンパニーをフォローします。

CALLSIGN, FOLLOW COMPANY(あなたと同じ航空会社の航空機の後ろから付いていって。)

HOLD SHORT

手前で待機、という指示ですがこの用語を指示されたパイロットは、誘導路の手前で待機、滑走路の手前で待機等、その停止位置なら誘導路、滑走路の使用は問題がない位置で待機することになります。※自動車でも信号機がある交差点の手前で待機と言われれば、当然に停止線を越えないように止まるというのと同じことです。

CALLSIGN, HOLD SHORT OF RUNWAY(滑走路手前待機。)

CALLSIGN, HOLD SHORT OF TAXIWAY A(TAXIWAY Aの手前待機。)

CONTACT DEPARTURE

飛行機が離陸して滑走路から飛び立っていったら、タワーはすべての責任をAIがコントロールする出域管制席(レーダー)の管制官に移管します。これは、当該機に関するタワーの仕事が終わったことを意味します。

CALLSIGN, CONTACT DEPARTURE(出域管制席と交信を開始してください。)

(到着機)

到着機に指示するためのコマンドを解説します。一部の指示はコマンドパネルからは実行できず、音声認識機能を用いて指示するものです。

CLEARED TO

着陸を許可するためのコマンドです。

CALLSIGN,  RUNWAY XX CLEARED TO LAND(滑走路XXへの着陸を許可。)

CALLSIGN, RUNWAY XX CLEARED TO LAND HOLD SHORT OF TAXIWAY A

FOR CROSSING TRAFFIC(滑走路××への着陸を許可、着陸後は誘導路A手前で待機、滑走路を横断中の航空機のために。)

CALLSIGN, RUNWAY XX CLEARED TO LAND HOLD SHORT OF RUNWAY XX FOR CROSSING TRAFFIC(飛行機は着陸後に指定された滑走路の前で停止します。)

RUNWAY EXIT

滑走路からの離脱は、パイロットが自ら選び効率よく滑走路をクリアーにするという共通認識があります。ここでは、特定の誘導路から離脱させたいときに、着陸前にあらかじめパイロットに伝えたり、着陸後の減速具合をみながら管制官が特定の誘導路から離脱するよう指示するものです。

CALLSIGN, EXIT AT TAXIWAY A(A誘導路から離脱させる。)

CALLSIGN, VACATE RUNWAY LEFT ONTO TAXIWAY A(A誘導路を左折して滑走路を離脱させる。)

CALLSIGN, VACATE RUNWAY RIGHT ONTO TAXIWAY A(A誘導路を右折して滑走路を離脱させる。)

TAKE NEXT

到着した航空機に離脱する誘導路を指示します。EXIT、VACATEの用語で具体的な誘導路名を指示するものと異なる点は、パイロットにどの誘導路を使って滑走路から離脱するのか選択権を与えているところです。滑走路から左折して誘導路へ抜けるのか、右折して誘導路へ抜けるのかハッキリさせる意味では有効な用語と言えます。

CALLSIGN, TAKE NEXT AVAILABLE EXIT ON LEFT(飛行機は利用可能な最初の誘導路から左折で出る。)

CALLSIGN, TAKE NEXT AVAILABLE EXIT ON RIGHT(飛行機は利用可能な最初の誘導路から右折で出る。)

GO AROUND

このコマンドにより飛行機は滑走路への着陸を中止し、滑走路の方向に正対する方向を維持しながら特定の高度まで上昇体制に移行します。その後は、再びレーダーに移管して到着の順番を後ろに回すのか、または滑走路の付近を周回させてトラフィックパターンに乗せて着陸させるのかはあなたの判断次第です。

CALLSIGN, GO AROUND(ゴーアラウンド。)

ENTER FINAL

ファイナルというのは滑走路に向けて降下する最終フェーズの飛行経路のことです。ファイナルに入れと指示することで、到着機は着陸のため指定された滑走路に向けて最終着陸体制に入ります。

CALLSIGN, ENTER FINAL RUNWAY XX(滑走路××の最終進入コースに入ってください。)

CALLSIGN, CHANGE TO RUNWAY XX(もともと指定されていた滑走路からスライドするようにして別の滑走路に着陸させたいときに使います。近接する平行滑走路を持つ空港で使うことができます。)

CONTACT

出発機の場合、レーダーの出域管制席にコンタクトの用語で移管しました。ここでは、同じ管制塔内の別のポジション(タワーまたはグランド)間で飛行機の通信移管を行う用語です。※一人プレイの場合はタワーもグランドも一人で行うためこの用語は使う機会はありません。

CALLSIGN, CONTACT GROUND(グランドと交信を開始してください。)※主に、到着機が滑走路から離脱する際にこの用語を用います。

CALLSIGN, CONTACT TOWER(タワーと交信を開始してください。)※主に、出発機が地上走行を開始したあと滑走路に近づいた際にこの用語を用います。

TAXI TO

到着機を旅客ターミナルビルに隣接する駐機場まで指示するときに使うコマンドです。ランプとエプロンは同じ意味で、ターミナルビルや駐機場周辺のエリアのことを表します。

CALLSIGN, TAXI TO TERMINAL(ターミナルに向かえ。)

CALLSIGN, TAXI TO RAMP(ランプに向かえ。)

CALLSIGN, TAXI TO APRON(エプロンに向かえ。)

CALLSIGN, TAXI TO TERMINAL VIA X Y Z(誘導路X、Y、Z経由でターミナルに向かえ。)

CALLSIGN, TAXI TO RAMP VIA X Y Z(誘導路X、Y、Z経由でランプに向かえ。)

CALLSIGN, TAXI TO APRON VIA X Y Z(誘導路X、Y、Z経由でエプロンに向かえ。)

CLEARED FOR(LOW APPROACH / TOUCH AND GO / STOP AND GO)

これらは訓練等で使用される滑走路を使用した特殊な飛行です。ローアプローチは低空を維持して滑走路の上空を飛行する方法で、タッチアンドゴーやストップアンドゴーは一度滑走路上に着陸したあと、そのまま離陸体制に入り再度浮遊する動作のことです。その後は、再びレーダーに移管して到着の順番を後ろに回すのか、または滑走路の付近を周回させてトラフィックパターン(下の図)に乗せて着陸させるのかはあなたの判断次第です。

CALLSIGN, RUNWAY XX CLEARED FOR LOW APPROACH(滑走路上を低空で直進飛行します。)

CALLSIGN, RUNWAY XX CLEARED TO TOUCH AND GO(飛行機は着陸した後、すぐ離陸します。)

CALLSIGN, RUNWAY XX CLEARED FOR STOP AND GO(飛行機は着陸し停止し、その後に再び離陸します。)

EXTEND / ENTER (TRAFFIC PATTERN)

トラフィックパターンで飛行する到着機に対し、間隔を取るために指示をすることができます。

CALLSIGN, EXTEND DOWNWIND X MILES(飛行機は要求された距離X MILEだけ風下方向に飛行経路を延長します)

CALLSIGN, EXTEND UPWIND X MILES(飛行機は要求された距離X MILEだけ風上方向に飛行経路を延長します)

CALLSIGN, ENTER LEFT PATTERN RUNWAY XX(飛行機は要求された滑走路のトラフィックパターン上を半時計周りに飛行します。)※トラフィックパターンは標準で左旋回する方向に使用します。そのため、現実の航空管制においては「ダウンウィンドに入れ」と言えばレフトトラフィックパターンを指し、右旋回でトラフィックパターンに入れたいときにのみ「ライトダウンウィンドに入れ」というふうに、必ずライトを前置します。

CALLSIGN, ENTER RIGHT PATTERN RUNWAY XX(飛行機は要求された滑走路のトラフィックパターン上を時計周りに飛行します。)

REPORT

あなたはパイロットに速度、位置、針路(飛行している向きを0°~360°で表したもの)を通報させることができます。

CALLSIGN, REPORT HEADING(針路を通報)

CALLSIGN, REPORT POSITION(位置を通報)

CALLSIGN, REPORT AIRSPEED(速度を通報)

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