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8分で飛行場管制の用語が面白い程よく分かる

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画期的な航空管制ゲームのTower!3Dを紹介します。日本には、ぼくは航空管制官というロングシリーズのヒットゲームがありますが、Tower!3Dはアメリカのソフトウェア会社feelThereが作った航空管制シミュレーションゲームで、航空管制官になりきってプレーしたい人には買わずにはいられない作品です。グラフィックは管制官が実際に使用しているシミュレーターよりも綺麗です。滑走路が複雑に配置された世界一の交通量を誇る空港から、航空管制の基礎を学ぶのに最適な小さい空港まで、たくさんの空港を選べる仕様になっています。現実の航空管制官は上からの命令で異動が決まりますが、このゲームでは自分の成長に合わせて自分が行きたい官署へ異動できます。

Tower!3Dの凄いところは、音声認識機能を使い喋った声を拾って、その通りに飛行機が動いてくれることです。従来は、パイロットは音声で呼び込んできますが、返答はマウスやキーボードを使って行い、それに合わせて管制官の交信音声が流れるので、航空管制官の本質とも言える喋る臨場感が欠けていました。真っ先にゲームの紹介動画を見たい方は一番下に用意していますので、ご覧いただければと思いますが、パイロットが容赦なく呼んでくる感じも管制官をやっていた頃を思い出させてくれるくらいリアリティがあります。

航空管制用語を学ぶにはぴったりの8分動画です。

動画内に出てくる飛行場管制で使われる用語の解説を載せておきますので、一読してから動画を見れば、管制官がどんな気持ちで仕事をしているのか、またどんな用語で指示しているのかを身をもって実感できると思います。普段、Macを使っているのですが、このゲーム欲しさにWindowsのパソコンに買い替えようか悩むほど完成度高いので、暇なときにでも是非見ていってください。

飛行場管制業務の用語解説

出発機AAL4809(アメリカン航空4809便)への許可と指示

  • Pushback approved expect runway „27R“
    「プッシュバックを許可します。滑走路は27R予定です。」※プッシュバックは、通常は使用滑走路に向けて地上走行をしやすい方向に行います。あえて、プッシュバックの方向を指定するときは、Pushback approved Heading West「機首が西に向くようにプッシュバックしなさい」と言えばその向きにプッシュバックさせられます。
  • Continue taxi (means: taxi to runway)
    「地上走行を継続」※Continue taxiは、走行中の航空機に追加で行き先を指示するときに、Continue taxi to spot「駐機所まで地上走行を継続」といった使い方をしますが、このゲームでは、滑走路の横断もContinue taxiで指示出来るようです
  • Runway „27R“ taxi via „K H“
    「滑走路27Rに向けてK誘導路、H誘導路経由で地上走行してください」※この用語は数年前に改正されて、Taxi to holding point Runway 27R via K, Hに変更されました。
  • Hold short of runway „27R“
    「滑走路27R手前で待機」
  • Hold position
    「現在地で停止」
  • Hold short of taxiway „K3“
    「K3誘導路手前待機」
  • Runway „27L“ line up and wait
    滑走路27Lに入って待機」※詳細な解説はリンク先にあります。
  • Runway „27R“ line up and wait behind next landing aircraft
    「次の到着機の後で、滑走路に入って待機」※日本では滑走路への誤進入防止のため、条件付きでラインナップを指示することは禁止されています。
  • Runway „27L“ cleared for take-off
    「滑走路27Lからの出発を許可します」
  • Wind is „26“ at „3“ knots runway „27R“ cleared for take-off
    「風向は260度から3ノットです。滑走路27Rからの離陸を許可します」
  • After departure fly heading „320“ runway „27R“ cleared for take-off
    「出発後は320度方向へ飛行、滑走路27Rからの離陸を許可します」
  • Contact departure
    「出域管制席とコンタクトしてください」※詳細な解説はリンク先にあります。
  • Runway „27R“ cleared for take-off upon reaching altitude „100“ contact departure
    「滑走路27Rからの離陸を許可します、高度100フィートに到達したら出域管制席とコンタクトしてください」

到着機AAL4808(アメリカン航空4808便)への許可と指示

  • Runway „27R“ cleared to land
    「滑走路27Rへの着陸を許可します」
  • Enter final runway „27L“
    「滑走路27Lの進入コースに入ってください」※この用語は日本の管制ではCleared for approachと言います。
  • Exit at taxiway „L“
    「(着陸後)誘導路Lから滑走路を離脱してください」※ルール上は滑走路から離脱するときは、パイロットがなるべく早く滑走路を空けられるように誘導路を選びますが、交通状況を考えて管制官が指定することもあります。
  • Vacate runway „left“ onto taxiway „U“
    「滑走路から左折でU誘導路へ離脱してください」
  • Take next available exit on „right“
    「滑走路から右折で次に利用可能な誘導路へ離脱してください」※敢えて言う必要はない指示です。
  • Taxi to terminal via „U Y J“
    「ターミナルまでU、Y、J誘導路経由で地上走行してください」
  • Go around
    着陸復行してください」※詳細な解説はリンク先にあります。
  • Turn „left“ heading „180“
    「左旋回で180度方向へ飛行してください」

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